白馬鑓温泉の登山口、猿倉の通行止め情報
白馬岳線、冬季通行止め
白馬岳線は冬季は通行止めになるため、登山口の猿倉まで、車が入れません。
今年は4月28日に通行止めが解除になりましたので、GWに猿倉まで車でアクセスできるようになりました。
(通行止め期間→令和4年11月16日〜令和5年4月27日)
毎年積雪の状況によって、通行止め解除の時期が異なります。
白馬村のHPでご確認ください。
猿倉 駐車場
猿倉の駐車場は、駐車台数に限りがあります。
満車時は臨時駐車場が開設されます。
しかし、臨時駐車場も満車になった時は、手前にゲートが設置され、そこから先は車でアクセスできません。
念のため、白馬八方尾根の駐車場(無料)に車を停めて、バスで猿倉まで向かいました。
猿倉の駐車場は24時間出入り可能です。
白馬八方尾根 駐車場 (路線バスで猿倉まで向かうには)
白馬八方尾根駐車場は、約1000台駐車可能です。
路線バスを利用する場合は第二駐車場をおすすめします。
第二駐車場には約70台、駐車できます。
第二駐車場がおすすめの理由
・白馬八方バスターミナルが、道を挟んですぐ近くにある
・日帰り入浴施設「八方の湯」が駐車場内にある
・24時間利用可能な、足湯がある
・隣にローソンがある
私は、早朝足湯に入って体をあたためました。
白馬八方バスターミナル〜猿倉まで:路線バス、猿倉線について
白馬八方バスターミナルから猿倉までアルピコ交通のバスが出ています。
バスに乗る場合は事前にバスターミナルで、チケットをご購入ください。
白馬八方〜猿倉バス 猿倉線
・片道950円 (2023年5月現在)
・所要時間 約25分
駐車場のトイレ
猿倉駐車場の場合は、猿倉荘の横の公衆トイレが利用可能です。
白馬八方、第二駐車場には駐車場内にトイレがあります。
どちらも24時間利用可能です。
白馬鑓温泉のルート・・・冬〜残雪期
白馬鑓温泉へは、冬季ルートを歩きます。
白馬鑓温泉までは、積雪期のアイゼンとピッケル歩行を経験されている方
ある程度、地形図とコンパスで読図ができる方
地形図を参考にしながら読んでいただくと冬ルートのイメージがつきやすいかと思います。
特に双子岩から先は夏ルートを大きくはずして、南西にある大きな谷に一旦下りました。
夏ルートの南側にある谷です。
大きな谷に下ったあとは、白馬鑓温泉まで谷を西に向いて直登します。
白馬鑓温泉までの冬ルートは道標やテープなどのサインがありません。
また、白馬大雪渓に比べて入山者も少ないです。
読図力が必須ですので、ある程度地図読みを勉強してから山行を計画してください。
スマホのGPSでも歩けますが、冬はバッテリーの消耗が早いです。
万が一に備えて、紙地図とコンパスは必ずおもちください。
ゴールデンウィークの白馬鑓温泉と天気
初日は、雲ひとつない青空が広がっていました。
気温は高く、暑くて手袋なしで歩いていたら、見事に両手とも真っ赤に日焼けしました。
日が落ちると、さすがに冷えましたが、シュラフに入っていれば寒いとは感じませんでした。
インフィニティ露天風呂、白馬鑓温泉とは
白馬鑓温泉の標高
猿倉登山口の標高:1230m
帰路に双子岩への登り返しがあるので、猿倉からの累積標高は1400m弱です。
GWの白馬鑓温泉の露天風呂の状況・・・脱衣所なし、混浴
白馬鑓温泉には露天風呂が一つだけでした。
混浴です。
白馬温泉鑓小屋は営業開始前ですので、脱衣所もなく、自然に湧き出てる露天風呂にポチャンと浸かるだけでした。
浴槽内の岩は苔でツルツルすべりますが、豊富な湯がどんどん湧き出ていましたので、お湯はきれいです。
男性は、下着姿で入っていたり、真っ裸で入っていたりしていました。
女性は水着姿です。
午前中はバックカントリースキーヤーで温泉が大変にぎわっていました。
14時頃になると、みなさん下山されるので、静かな露天風呂になります。
温泉の湯加減はかなり熱めでした。
湯加減調節は、雪を入れる!これのみです。
メンバーが必死で湯守をしてくれましたが、源泉掛け流し、豊富に湧き出てくる湯量には雪の冷たさもかなわず、すぐに熱くなります。
白馬鑓温泉に女性でも入れる方法
私が白馬鑓温泉に到着したとき、露天風呂を利用しているのは男性がほとんどでした。
先にテント設営をして、女性の私はなるべく露天風呂には近づかないようにしていました。
夕方になると、テント泊以外の人はみな下山します。
この日テントを張っていたグループは4組でした。
暗黙の了解で、一つのグループが出たら次のグループが入るというように、交代で露天風呂を利用しました。
女性の私が露天風呂に入った方法
- テントの中で湯浴み着(ゆあみぎ)に着替える
- 湯浴み着の上にジャケットを羽織る
- 登山靴をはいて、温泉まで歩く(約20秒)
- 温泉から上がったら、タオルでよく体を拭いて、登山靴を履いてテントに戻る
- テントの中が濡れないように、着替える
温泉の温度が熱いので、温泉から出てしばらくは、体がポカポカした状態が続きます。
残雪テント泊で寒くなかったのは、初めてのことです。
だいたい、太陽が落ちるとシュラフに入っても寒いのですが、今回は暖かさが夜通し続いていました。
翌日は足湯を早朝から楽しめました。
白馬鑓温泉で残雪期のテント泊のまとめ
今回テントは4張、温泉の周りに張られていました。
GW中の平日とういうこともあり、少なかったんだと思います。
白馬鑓温泉は、谷地形にあるので、安全で平坦な場所が少ないです。
従って、テントが混み合うと、雪を掘って整地する必要があります。
混み合う時期は、なるべく早めに到着してテントを張る場所を確保することをおすすめします。
GWの白馬鑓温泉でのテント泊のポイント
・早着を心がける
・厳冬期に比べて、気温が高いので、過ごしやすい
・温泉に浸かりながら、ご来光を拝める
白馬鑓温泉の動画です。
よろしければご覧ください。